従来のOCR技術にAI(機械学習)技術を加えることで、より高い精度で文書の変換が可能となりました。また日本語は、英語と比べ下記ののような難しさがあります。
①日本語は英語のような単語間のスペースがないため、単語のかたまりを抽出しにくい。
②一枚の書類内に縦書き、横書きの両方が存在するケースがある
③英語はアルファベットの26文字ですが、日本語は漢字・平仮名・カタカナといった3,000以上の文字でできており、認識が難しくなります。
このような難題をAI-OCRでは、AI技術を使って日本語の認識率をあげています。
「AI-OCR」には、定型フォーマット型(汎用)と非定型フォーマット型(汎用・業務特化型)があります。
定型フォーマット型は、事前に帳票のフォーマットを定義する必要がありますが、変換コストが大幅に安く提供できます。非定型フォーマット型ではフォーマットを定義する必要がないため事前準備のコストは安く、運用コストは高くなります。業務特化型は、「請求書」「発注書」用を提供しています。
アンソネットでは、それぞれのお客様と相談・分析の上、適合する型を提案しております。
・紙でも手書き文字でも電子発注書でも100%対応可能な受注・売上請求・売掛・回収管理
現在市場にあるのは発注側も受注側も同じWebシステムに変更しなければならないものばかりで、そのグループと違うシステムを使っていたり、零細企業ではシステム導入ができないために全ての取引先との受発注システム構築が完成できないのが難点です。
・使えるAI-OCR(画像データのテキスト部分を認識して、文字データに変換)
OCRにAI技術を取り込むことで、これまで難しかった日本語での驚異的な変換率(PDF活字なら100%、手書きでも100%に近い認識)により、使えるOCRが実現しました。業界では1枚当たり@50円以上しているコストを、フォームあり:@15円~、フォームなし:@1円~にすることで、中小企業でも使えるOCRを実現しています。
お客様からは、多様な手段で発注書が届くことを想定し、FAX、メール(PDF・写真)、スキャナに対応しました。
また複数伝票の一括受信及び1伝票複数枚にも対応しています。
・基幹システムに「弥生販売」「ミソカ」を採用
弥生販売管理システムはシェアNo.1を誇ります。またミソカはそのWeb廉価版の販売管理ソフトです。低コストながらシンプルに見積、納品、請求、入金等の機能がまとめられており、中小零細企業に最適の販売管理システムに仕上がっています。弥生販売・ミソカとAI-OCRを専用RPAでつなぐことで、低コストで高い業務効率化を実現できる受発注システムが完成しました。
・かゆい所に手が届く「高機能アブソーバー」
お客様が作る発注書には、自社の得意先コード、商品コードが入っていないことがほとんどです。「アブソーバ」は得意先名や商品名から各コードを付与できるように工夫されています。また相手先の商品コードを自社コードに変換できる機能もあります。
・専用RPAの提供
市場にある汎用RPAはまだコストも高く(月額5万円以上)、自分で開発する必要もあります。専用のRPAを組み込むことで、中小零細企業でもすぐに低コストで使える仕組みにしました。
・日本から企業間データの二重入力をなくす第一歩(AI-OCRは日本のDXの「一丁目一番地」)
インボイス制度や電子帳簿保存法の導入により、日本中に販売管理システムの導入が進みつつあります。システム導入が進むと発注書や請求書の電子化が進み、PDFの帳票が送られてきます。PDFの帳票は100%データ化できますので、容易に企業間のデータ電子化が実現できることになります。
今後、各種Web注文システムとの連携、全ての販売管理の伝票入力ソフトに自動入力できる専用RPAの開発により、日本のDXを大きく一歩進める手助けをしたいと考えています。
AI-OCRのフォーム設定時に、変換結果の確認用に使用します。
変換した場所のデータ確認と変更作業ができますので、運用でデータ修正用に使うことも可能です。
顧客分析・販促活動・見込客管理・営業進捗管理等に広く活用できます。
アブソーバーの役割と操作法
アブソーバーは吸収材の意味があり、取引先から来たデータを自社のシステムに適合するデータに変換する機能を有します。 具体的には得意先名から得意先コードを追記したり、商品名から商品コードを追記したりできます。
また商品コードが相手先のコードの場合一回検索したら覚えておいて次回からは自動的に自社商品コードを付与します。(得意先コードや自社商品コードの上でf2を押すと、検索ができます。)
アブソーバーで不適合(エラー)データを全て取り除き、弥生販売やMISOCA書込専用RPA(ソフトウェアロボット)が全自動で書込みます。
これまで難しかったパッケージソフトとOCRの連携を廉価に行うことを可能にしました。
アブソーバーで不適合(エラー)データを全て取り除き、PCA商魂書込専用RPA(ソフトウェアロボット)が全自動で書込みます。
これまで難しかったパッケージソフトとOCRの連携を廉価に行うことを可能にしました。
MISOCA書込専用RPA(ソフトウェアロボット)が全自動で受注入力に書込みます。
100%画像データをテキストにできるAI-OCR技術とパッケージソフトにデータを廉価に送り込める技術の融合が、日本の中小零細企業DX化の一翼を担うことになります。