【相談内容】
小売業を営んでいる企業様の事例です。
お米や野菜などの食品を得意先様へ定期的に配達していらっしゃいますが、配達したときに納品する商品と数量が決まるため、事前に納品書を準備することができず、配達したときにその場で手書きをしているとのこと。請求書は手書きで月末に1ヶ月分をまとめて作成しています。
インボイス制度への対応を機に何とかできないだろうか、とのご相談です。
【改善後】
納品時にタブレットで入力し、モバイルプリンタで納品書を印刷するスタイルを提案(宅配便のスタッフが行っているスタイル)。会社に戻ったらデータを販売管理に吸い上げるだけで入力作業がなくなり、月末のこれまで手書き・計算していた請求書を自動化でき、大幅に効率アップが実現しました。
・手入力は数量だけなので入力ミスが出にくい仕組みです。
・弥生販売の持つ強力な販売管理の基本機能を活かしつつ、タブレットとモバイルプリンタを使ったスマートな納品システムです。
・タブレットと会社の弥生販売をクラウド経由でつなぎ、RPAによるリアルタイムの売上入力と弥生販売のデータを使った納品書を作成することも可能です。
【使用したソフト】
1. 弥生販売24
2. 納品システム
3. データ連携ソフト
※2.3は自社商品
【使用したハード】
1. タブレット(Bluetooth対応)
2. モバイルプリンタ(Bluetooth対応)
3. パソコン
【導入後の業務フロー】
1. 配達・納品時
タブレットの「納品システム」とモバイルプリンタを使用
・顧客先と納品商品、担当者を選択、数量を入力
・納品受領書と納品書をモバイルプリンタから出力
・納品受領書にサインをもらい、納品書を渡して完了
2. 帰社後
・納品データをタブレットの「販売管理システム」から出力
・パソコンの「弥生販売」でデータを吸い上げ
※「弥生販売」での売上伝票は入力不要
3. 請求処理
・パソコンの「弥生販売」で1ヶ月分をまとめて一括発行
※そのまま請求書をメールで送信できます
※前記の場合、請求書はクラウドに保存されます(電子帳簿保存法に対応)